アラサー女の戯言

いろいろあるけど、生きてるのよ。

女子高生の私は

いつも見ていたNHK教育番組の
視聴者応募コーナーにでたくて
よくシュミレーションしてた。
 
 
記憶にないけど
音楽教室の発表会で
一人だけ勝手にセンターに躍り出て
ひたすらおしりフリフリしてた。
(大きくなってビデオでみて衝撃
 
 
わたし、女優に向いてるのかな。
 
 
おばあちゃんの家に行くと
ノートにマンガを書いていた
 
マンガのタイトルと表紙だけを
書くことが好きで、
本当はマンガか小説家になりたいと
思った時期もあった
 
わたし、マンガ家に向いてるのかな。
 
 
 
 
昔から大人の話が分かってしまう子で、
これは子どもが
つっこんではいけない話だ
というのも直感で分かって、
変な感覚がしてた。
 
 
幼稚園のとき
ある日突然「嫌われ者」と
呼ばれるようになって怖かった。
卒園も近かったし
先生にはチクらなかった。
 
 
よく調子にのりすぎて
先生に怒られてたな。
だって楽しいんだもん。
 
 
小2くらいまで
何故か他人の人生に憧れ、
生まれ変わりたいと思って
妄想してた。
家が遠いのとか、
親の仕事柄、教材とか道具が
「みんなと違う」
のが嫌だったんだよね。
背が高いのもコンプレックスだった。
 
 
だんだんそんなコンプレックスも
なくなってきて、
人並みに毎日楽しくできて、
人並みに初恋もしたけど、
初めてちゃんと告白されたあの子とは
恥ずかしくて何年も話せないままで、
しばらく未練タラタラだった。
 
 
それからあのときは、
女子特有の人間関係に
疲れたりもしたけど、
よく頑張ったなぁ。
 
 
中学までは結構モテてたけど、
高校行ったら可愛い子いっぱいいて、
最初はびっくりして戸惑った。
でも何かに吹っ切れたら
人生で一番楽しい時期を過ごせたよ。
人生で一番の友達にもたくさん会えた。
高校のとき作られた自分が好き。
 
 
あの時は
「今」が楽しすぎて
「今」が全てで
「今」さえよければ
あとはどうにでもなるし
これから先も
「今」を楽しめば良いって
信じてやまなかった。
 
 
そうやって
適当に入った大学は
つまんなかった。
だから早く社会人になった
バリバリ働きたいとだけ思って
動いてきた。
 
なんとなく憧れの職業に
近づけることをすれば良いのかな
ただ憧れの職業に就くことを目標に
突っ走った。
 
途中その目標には
余計な欲望やオプションもついていた。
ついでに没頭できる趣味という
トラップも。
 
だから迷った。
わたしはだれ、
なにをしたいの、
なにができるの、
 
「今」だけを
楽しく生きれなくなった
女子高生は、
「今」何を考えれば良いのだろう。